結婚してから夫の価値観に合わせ、
子どもが生まれてからはずっと子供優先の生活をしてきた。
母親だって自分を大切にしていいとか、
母親が笑顔でいられることが大切とかいうけれど、
子育てと家事で自分の時間はなかったし、
子供がいるとお金もかかるから、自分にお金をかけるのは難しい。
子どものケガや病気、学校からの不審者情報の連絡など心配事はいつも山ほどあった。
子育てを真剣になればなるほど、笑顔になれない現実もあった。
学校の担任による保護者面談では、子どもの弱点を、思いっきり聞かされる。
それは私の弱点でもあったりすると、本当に落ち込む。
子供にとって大切な時期なのだから、できるだけ多くの有益な経験を
させてあげたいとなどと欲張ったりすれば、、自分はどうしたいとか考える余裕もなかった。
全然器用じゃなかったからだろうとも思う。
ようやく子供が社会人になって、教育費などのお金がかからなくってきても、
本当にお金使っちゃっていいのか、
躊躇してしまう自分がいる。
独身の時、何しているときが楽しかったっけ?と思い出してみると、
少しづつやりたいことが浮かんでくる。
何年たっても自分の本質的な部分って変わらないのだなと思った。
確実に変化したのは体力なので、残念だけど折り合いをつけながら。
やりたいことやれたらいいな。
人生のフィナーレは、おもしろかった!と幕を下ろせたら…。